【許可承認制度にも影響】ドローン飛行規制 令和4年度6月からの変更点についてまとめ

2022/6/23

2023/12/11

この記事の監修

行政書士/無人航空機従事者試験有資格者近藤 久夫

大学では理工学部機械工学科を専攻。卒業後は、半導体・液晶関連産業機械のエンジニアとして業務に従事。10年におよぶ技術系職の経験を有する。
2017年に行政書士資格を取得。技術と法律の相反する2つの視点から"空の産業革命と呼ばれるドローン産業"を支援している。

2022年(令和4年)6月からドローン飛行に関するルールが大きく変更になりました。

変わったのは次の4つです。

  • 100g以上から飛行許可承認が必要
  • 機体登録が義務化
  • リモートID搭載が義務化
  • 人口集中地区(DID)が変更

この記事では2022年(令和4年)6月からの変更内容についてお伝えしていきます。 

Contents

ドローン飛行ルール変更点まとめ「2022年(令和4年)6月から」

100g以上から無人航空機になる

2022年6月20日から100g以上の機体が無人航空機となります。

(※以前は200g以上)

機体の重さから考えないといけないのが、飛行の許可承認がいるのかということです。

前までは200gよりも軽いドローンでは許可承認が不要でしたが、今回のルール変更によって重量100gから許可承認をとらないといけなくなりました。

ちなみに機体重量は「本体重量+バッテリー重量」で計算されます。

*機体の重量をどうやって計算するのか知りたい方はコチラの記事もお読みください。

【ドローン機体重量】航空法の規制にひっかかる機体重量は?機体重量の計算方法は??

100g未満の機体は“無人航空機”ではなく“模型航空機”という扱いになります。

*【参考】関係法令は以下

(法第二条第二十二項の国土交通省令で定める機器)

第五条の二 法第二条第二十二項の国土交通省令で定める機器は、重量が百グラム未満のものとする。

航空法施行規則第5条の2

機体登録が義務化

機体登録を行うと登録番号が発行されます。

機体の番号は“JU~”と表示されます。

発行された番号は、ドローン機体に表示しなくてはいけません。

傍からみて番号が分かるようにしましょう。

ステッカーやシールを使って番号を表記しても良いですし、機体に手で書いてもかまいません。

ただ、文字の高さには決まりがあるので注意しましょう。

表記する文字の高さが次のように決められています。

  • 機体重量25kg以上:文字高さ25mm以上
  • 機体重量25kg未満:文字高さ3mm以上

 

出典:無人航空機登録ハンドブック

リモートID搭載が義務化

2022年6月20日以降に機体登録を受けるのであれば、リモートIDを搭載しなくてはいけません。

ただ、リモートID搭載が免除となるケースもあります。

*どのようなときにリモートID搭載が免除になるのか知りたい方はこちらの記事を確認して下さい。

【リモートID】どのようなときにリモートID搭載が免除となるのかについて

登録していない機体を飛行すると罰則がある 

違反すると“1年以下の懲役、または、50万円以下の罰金“に科せられますので気を杖ましょう。

人口集中地区(DID)の範囲が変更

人口集中地区(DID)の範囲が変更になりました。

これは令和2年度の国勢調査をもとにして作られています。

*人口集中地区を調べる方法について知りたい方はコチラの記事を確認してみてください。

高度地理院が提供している内容を読んでもらうと参考になります。

【ドローンの飛行禁止空域を調べる方法】許可承認申請に使える4つのお役立ちツール(アプリ)を紹介。

まとめ

2022年6月(令和4年)をもって、ドローン飛行についてのルールが大きく変わりました。

ウッカリ内容を見過ごしてしまうとルールを違反してしまうこともありますので注意しましょう。

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