【飛行許可申請】風速5メートル以上でのドローン飛行をしたいときに許可申請はどうすればよいのか

2022/4/23

2022/04/23

この記事の監修

行政書士/無人航空機従事者試験有資格者近藤 久夫

大学では理工学部機械工学科を専攻。卒業後は、半導体・液晶関連産業機械のエンジニアとして業務に従事。10年におよぶ技術系職の経験を有する。
2017年に行政書士資格を取得。技術と法律の相反する2つの視点から"空の産業革命と呼ばれるドローン産業"を支援している。

航空局から提供されている標準マニュアルのなかみを読んでみると風速5メートル以上は飛行が禁止とされています。

そこで、風速5メートル以上の場合は必ずドローンの飛行を止めなくてはいけないということになるのでしょうか?

結論からすると、決して不可能ではありません。

ただ、飛行許可の審査を申請するときに風速5メートル以上を可能とするようにしなくてはなりません。

この記事を読むことで、どのようにすれば風速5メートル以上でもドローンを飛ばすことが出来るかがわかります。

Contents

風速5メートル以上でドローン飛行を可能にするには??

風速5メートルの目安について

まず、考えてみたいのは風速5メートルといったら体感的に強風と感じるかどうかです。(感覚的には人それぞれです。そのあたりは加味してお読みください。)

風速5メートルの感覚ですが、自転車をこいでいるときに風をきって走るようなくらいです。

人によっては強風と感じることもあるでしょうし、そうでない人もいるでしょう。

ただ、風速5メートル状態で風の存在を全く感じないという人はいないかと思います。一定レベルにおける風の強さや、風向きは十分に把握できる状況と理解すればよいでしょう。

標準マニュアルのままでは風速5メートル以上の飛行が不可

国土交通省航空局から提供されている標準マニュアルを見ていくことにしましょう。

“3-1安全を確保するために必要な体制“という項目にハッキリと”風速5m/s以上は飛行させない“書かれています。

 

また、“無人航空機を飛行させる者が巡視しなくてはならない事項”においては以下のようになっています。

 

“5m/s以上の突風が発生するなど、無人航空機を安全に飛行させることが できなくなるような不測の事態が発生した場合には即時に飛行を中止する。

標準マニュアルではなく独自マニュアルを作成する必要がある

 

原則、風速5メートル以上での飛行は避ける

実際の運用における安全性を考えても、原則は風速5メートル以下での飛行がよいでしょう。ただ、仕事の納期や日程の都合では、どうしても風速条件が整わない環境での飛行が必要になってくるでしょう。

そのような特別な環境では、風速が5メートル以上でも飛ばせるようにしておくのが良いと考えます。

風速が5メートル以上の飛行に言及

マニュアルの中身を、“風速が5メートルを超えても飛行ができるようにする“という内容へ変更しなくてはなりません。

そして、変更して書いた内容が飛行許可申請のときに審査されます。

安全対策について言及しなくてはいけない

審査では風速5メートル以上での飛行を行うときの安全対策が求められます。

飛行目的に応じて、マニュアルの書き方を考えなくてはなりません。

まとめ

飛行許可申請のときに標準マニュアルを用いてしまうと、風速5メートル状況下における飛行ができません。

風速が5メートルを超えるときに飛行を希望する方は、独自マニュアルを作成しておきましょう。また、飛行目的に合ったマニュアルを用意していきましょう。

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